Standing waves

Standing waves

 これは銅表面での電子定在波です。この表面には表面から数原子層ほどの深さまでに局在した電子状態があり、その電子状態が表面上のステップや吸着物によって散乱を受け、干渉により定在波を形成しているところを走査トンネル顕微鏡(STM)を用いて、観察したものです。電子が閉じ込められて波打つ様子(波動性)が直接捉えられています。
 低温STMを用いて、当時博士課程の学生だった小野さんが取ってくれました。